動画の再生数はサムネとタイトルである、とはよく言われる。
実際動画を発見した際に一番初めに目に入るのはタイトルとサムネであるし、動画をクリックするが否かも、その二つに委ねられる。

しかし、本当に再生数がこの二つ「だけ」なのだろうか?

そもそもサムネ、タイトル以前に、動画のインプレッションが検索結果や関連、お勧めに表示されないことには何の意味もない。

つまるところ、サムネとタイトルが動画の再生数に関わってくるのは、第2段階目なのである。

サムネとタイトルだけで再生数が決まると思い込みその二つだけに力を入れてしまうと、当然空回りになってしまいかねない。

前回の記事で話した通り、まずはチャンネル登録者からの支持を得て、動画のインプレッションを検索結果や関連・お勧めに表示させることが再生数への第一段階となる。

そもそも動画のサムネイルとタイトルというのは第一段階では第二段階程機能しないのではないかと私は考えている。
理由はというと、自分の動画を見るためにチャンネル登録をしてくれた人たちというのは、(もちろんその人のチャンネルへの関心度にも寄るが)基本的にサムネやタイトルがどんなものであっても再生してくれる可能性が高いからである。

つまり、サムネとタイトルが本当の意味で再生数に絡むのは、第二段階、つまりチャンネル登録者外の人々が動画を発見したときだと推測できる。
彼らはチャンネル登録者とは違って自分のことを知らないのだから、サムネやタイトルがいい加減では当然動画をクリックしてはくれない。
サムネとタイトルは彼らのクリックを促すためのものと考えたほうがいい。

つまり、どんなにサムネとタイトルを工夫したところで、第1段階、登録者からの再生を得て動画のインプレッション数を増やすことができていなければ意味がないのではと考えている。
実際サムネやタイトルはきちんと作られているのにそれに見合った再生数が得られていない動画というのも、動画を漁ればたくさん出てくるのである。
もちろんサムネとタイトルは動画の命なので疎かにしてはならないが、それだけでは再生数を得られないことは覚えたほうがよさそうである。

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